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2015年08月13日

2015沖縄の旅(竹富島)-5

竹富島二日目は天気も良くなり青空が出て来ました。
朝食を終え、カイジ浜に行って見ます。
こんなに海の色が綺麗です。
2015沖縄の旅(竹富島)-5
2015沖縄の旅(竹富島)-5
2015沖縄の旅(竹富島)-5
2015沖縄の旅(竹富島)-5

民宿で一緒だった人がこれから石垣島に戻ると言うことで竹富港まで行き、その帰りにすぐ側にある
「美崎御嶽(ミシャシオン)」に行きました。
この側には案内板があり簡単な説明がありました。
2015沖縄の旅(竹富島)-5
「美崎御嶽 (ミシャシオン)
美崎御嶽は航海安全・海上平安の神として崇められています。
島の人々が、旅に出たり、帰ってきた時に祈願をしたり、感謝をする御嶽です。
この先のミシャシ海岸は、かつては島の主要な港として、大正年間頃まで使用されていました。
今もガンギ(桟橋)跡が見られます。」

「ガンギ(桟橋)跡」が石垣島の観音崎方面に向かって痕跡があります。
崩れているので分かりにくいですが、沖に向かって石の積み跡があるのが分かります。
2015沖縄の旅(竹富島)-5

横から見るとこんな感じです。
2015沖縄の旅(竹富島)-5

この「ガンギ(桟橋)跡」の左側に「アーパー石(アパーイン)」と呼ばれる岩があります。
よく分からなかったので調べてみたら、このアーパー石には幾つもの伝承が残されている
ようです。
その中の一つを紹介しますね。

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~アーパー石の伝承~
 昔、竹富島の北にある新里村に若くて美しい女がいた。
毎日、家にいて食べては眠ることをくりかえしていたので、両親
は怒って、娘を「フータバ娘」と呼んでいた。それでも娘は平気
で、眠ることを仕事のようにしていた。
 ある日のこと、母は娘を連れ出して海に行き、きれいな白浜
でも眺めさせようと、無理矢理手をとって家を出た。その時は潮
がずいぶん引いていて、岸には青々としたおいしそうなアーサ
(青のり)が沢山あったので、母はその青のりを欲しくなり、娘を
引き連れて青のりのある場所まで行った。
 すると、急に潮が満ち、その娘を海に引きこむと、美しい娘は
見る間に老婆に変わり、石となって海中に立つようになった。
それがアーパー石と伝えられている。
 竹富島の美崎御嶽の海の前に立っているため、同御嶽の祝詞
には、アーパー石を立神と称し、海の守り神として崇めている。

●上勢頭 亨 著/『竹富島誌 民話・民俗篇』92~93頁 法政大学出版局(絶版)
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沖縄のこういった伝説や伝承がいくつもあり現在まで引き継がれていてとても良いですね。
これらの話しの中には残酷な話しや辛い話し、人としての温まる行動、思いやりなど沢山の
話しがあります。
これからも将来にわたって、もっともっと大切にして欲しいと思います。


昼食を取る前に西桟橋まで行ってみました。
先端に二人の女性が居ただけでとても静かでした。
2015沖縄の旅(竹富島)-5

昼食を済ませ少し宿でのんびりしてからまた西桟橋に行きました。
この西桟橋からコンドイビーチまで海岸線を歩いてみました。
日が少し差していましたが雲が多くイマイチの天候です。
散歩途中のちょっとしたオブジェです。
東京では見られません。
2015沖縄の旅(竹富島)-5
2015沖縄の旅(竹富島)-5

コンドイビーチまでの中間地点の波打ち際に「ニーラン石」という名の石があります。
説明によるとニーラン」とは、はるか彼方の神の国を意味し、この場所は神を迎え入れる
場所(目印)で、その昔、ニーランから船でやってきた神がこの石に綱を結びつけたと
言われています。
旧暦の8月8日には「世迎い(神々が世に訪れて五穀豊穣や世(幸)をもたらしてくれる)」の
行事が行われるそうです。
2015沖縄の旅(竹富島)-5

夕刻5時近かったので海面がキラキラしてこれも綺麗ですね。
2015沖縄の旅(竹富島)-5

コンドイビーチです。
夕食前の散歩なのか観光客が昼間と違ったそれぞれの時間を過ごしていました。
2015沖縄の旅(竹富島)-5

夕食を済ませ7時半の日没に間に合うよう西桟橋に行きました。
沢山の人が今日も居ました。
2015沖縄の旅(竹富島)-5

夕日が沈んだ後の夕焼けに期待しましたが残念ながらそれほど大きな夕焼けには
なりませんでした。
でも真っ暗になる直前の雰囲気も良いですね。
2015沖縄の旅(竹富島)-5

民宿に戻りユンタクです。
民宿小浜荘のブログにこの日のユンタク風景が載っていました。
これが今回のメンバーです。
http://kohamasou.ti-da.net/e7765132.html

途中、皆で天の川を見に少し暗い海岸方面に行きました。
星が綺麗です。
2015沖縄の旅(竹富島)-5

先ほどのユンタクメンバーみんなで天の川をバックにパチリ。
2015沖縄の旅(竹富島)-5

もう寝る時間です。おやすみなさい。
<続く>



Posted by 夏が好き2 at 22:49│Comments(2)
この記事へのコメント
カイジ浜は記憶にありません。静かでいい浜のようです。
大正の頃に使われていた桟橋が、自然に戻っていってるのが、とても不思議な感じです。
言われないと、ガンギ跡とは気がつかないかもしれません。
アーパー石の伝承って面白いですね。この石を見ながら娘のことをいつも思い出していたんかな。
昼間の西桟橋は静かそうでいい。陽が沈む頃は、人が多くて、桟橋も沈んでしまいそう。
コンドイビーチは、子供が小さい頃に、連れて行って泳がせたことあります。原付バイク借りて、違法だけど、後ろに娘をのせて、行った。サンゴの道路だったので、滑ってひっくり返りました。
民宿小浜荘のホームページ見ました。
宿に泊まった人達と、こんな風にユンタクした経験はあまりありません。これもいいですね。
天の川見てみたい。本島や八重山へ行く時はいつも月が輝いてる。
毎年、同じ月日に行くのでこうなってしまいます。
Posted by おきなべおきなべ at 2015年08月14日 09:33
僕も8年前に初めてこのガンギ跡を見た時は桟橋とは思いませんでした。
後になってあれが昔使われてた桟橋だと言うことを知ったんです。
よくよく見ると分かりますよね。

西桟橋は昼間は人が少ないですね。
皆さん、やはり砂浜の綺麗なコンドイビーチに集まってました。
竹富島の道は珊瑚の道が多いのでオートバイや自転車は転びやすいですね。
娘さん大丈夫だった?かなり擦り剥いたりしたでしょ。
今回は全て歩きでゆっくり廻りましたが、時間がないとやはり乗り物が必要です。

僕も本格的ユンタクは今回が初めてです。
去年まではそんな余裕がなかった。
こうやって知らない同士がいろいろな話しをして仲良くなる時間は良いですね。

一つ良い事、教えますね。
月夜でも夜遅くというか夜中の2時頃にはお月さんも沈みます。
だから星の写真を撮る時、月夜の場合は夜中に起きて見て下さい。
去年は月夜だったので何度も夜中に起きて星を見てました。

また行きたくなったな~
Posted by 夏が好き at 2015年08月14日 19:43
 
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